保健室登校は卒業を控え不登校になる可能性のある生徒に有効

保健室登校について・経験した不登校児のコメント紹介

保健室登校で、不登校と認定される累計30日以上の欠席を免れるというケースは決して少なくありません。

 

特に3年生で卒業や受験を控えた生徒には保健室登校を強くお勧めします。

 

学校の校舎さえ見たくないという不登校の生徒の場合は別ですが、不登校の生徒の中には勉強は続けたい、出来れば不登校を克服したい、進学したいと望んでいる子が多いのが現状です。

 

私も実際にフォローし、保健室に顔を出しますが、日に日に明るくなる生徒を見るのは嬉しいものです。

 

保健室登校について、学校側と相談してみて下さい。実際に保健室登校を経験した生徒のコメントをご紹介します。

 

 

保健室登校を経験して

  • 私の場合、保健室登校で週に4回、学校に通いました。先生は、「無理しないで、週に1度でも月に1度でもいい」と言ってくれたので、とても気が楽に通えました。また通学は、みんなより遅く登校し、逆に早く帰ってもOKで、とても助かりました。勧めてくれた担任の先生に感謝しています。
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  • 保健室登校では、保健室に入って、相談相手の先生と話しをしたり、また給食も保健室に運んでもらって、顔を合わせたくない人と合わなくてすむので、とても良かったです。もちろん、勉強も保健室で出来ました。もしも学校に行きたいという気持ちがあるなら、お勧めです。
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  • 保健室登校は、やって良かったと思っています。中学2年から保健室登校して、中学3年生からは、普通のクラスに通えるようになりました。保健室に登校したおかげで、欠席扱いにはならず、高校受験にはとても助かりました。
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  • 私の場合、保健室では、どんなことでも自由にさせてもらいました。勉強したい学科を選んで、普通のクラスの子がしてるテストやプリントもしました。おかげで学力は、全く変わりませんでした。
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  • 保健室登校をしましたが、保健の先生が、色々と親身になって悩みを聞いてくれたことが一番嬉しかったです。保健の先生のアドバイスで、クラスに復帰できました。

 

私からの保健室登校についてのアドバイス

保健室登校について

保健室登校について

学校に対して不信感を持ってみえる、また家庭の事情を知られたくないと思われる保護者の方は少なくありません。

 

その辺りの事情、現状は教師も、学校側も把握しています。

 

しかしながら、不登校という事態に際し、最低でも1度は、担任、生活指導、学年主任、教頭に相談することを強くお勧めします。

 

そこで何らかの解決方法が見つかれば良し、また見つけることが出来なくとも学校の環境を改善することは可能です。

 

小学校、中学校の義務教育の場合、不登校の事例報告を受けた教育委員会は、その学校に対して改善命令を出します。

 

これにより、欠席日数を増やさない改善処置が施され、こちらにご紹介しました保健室登校という手段も提示されます。

 

保健室登校ではなく、特別な部屋を用意する学校もあります。

 

保健室登校で、不登校、つまり連続欠席、累計30日以上の欠席を免れるというケースは消して少なくありません。

 

特に3年生、卒業を控えた不登校になる可能性のある生徒には有効な手段として、お勧めします。

 

不登校の高校進学・進学できる学校と中学校卒業程度認定試験

不登校となってしまった子ども…高校進学のための受験で、不登校経験がハンディーキャップとなると心配される親御さんも多くなっています。

 

不登校でも、公立、私立、定時制・通信制高校に進学できます。公立高校では、不登校枠入試を実施する自治体もあります。

 

私立高校は、公立ほど内申書を重視しません。また定時制・通信制高校では全日制と同じ高卒という学歴を得られます。

 

不登校でも進学できる学校はありますか?

子どもの将来を考え、不登校、または不登校になる恐れのある子どもの進学の事を心配される親御さんは少なくありません。

 

保護者の方が心配され「不登校の児童でも進学できる学校はありますか?」という質問をよく受けますが、いろいろとあります。

 

不登校であっても、公立・私立、その他の高校受験に関して不登校経験は、マイナス評価にはならず同じ受験生として平等に扱われます。

 

ただ、目指す高校や地域によって様々ですので、まずは担任の教師に相談されることをお勧めします。

 

公立高校

進学できる学校は色々あります

進学できる学校は
色々あります

地域によって事情が違います。

 

一般的に公立高校の場合は、内申書を重視する学校が多いのは事実ですが、入試の合否に内申書の内容を用いず、作文と面接だけの公立高校もあります。

 

近年の不登校児童の増加を背景に、一般的に偏差値の高い高校は入学試験の結果を重視し、低い高校は内申書重視という傾向があるとされます。

 

また、「不登校枠入試」を実施する自治体もあります。

 

これは入学試験の結果のみで合否判定をする制度で、試験結果が合格者の最低点に達すれば合格です。

 

この制度を利用するには、中学の先生の願書に「副申書」を添付する必要がありますので、学校の担任教師に相談して下さい。

 

また、商業高校か工業高校などの職業高校も、比較的内申書を重視しません。

 

不登校で公立高校に進学・入学した生徒のコメント
  • 公立高校に入れたのですが、再度不登校となり、保健室登校となりました。担任から通信制の高校への転入を勧められ、転校しましたが、通信制には自分と同じ不登校経験者が多いので仲間になれました。転入して良かったと思っています。
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  • 小学校6年生から中学卒業まで不登校でした。高校は公立に入学、大学には一般入試で入り、大学院へ進学しました。

 

私立高校

私立高校は、公立高校に比べ内申書を重視しませんが、逆に入試の成績が良くないと合格できません。

 

内申書を重視しない分、その学校の評価を下げないために、学力の高い生徒を求める傾向にあります。

 

不登校で私立高校に進学・入学した生徒のコメント
  • 高校は内申の事を考え私立を選択しました。心機一転、最初から中学での勉強を家庭教師から教わりました。意外と、中学で学ぶことは難しくないと感じ、勉強が楽しく感じました。入学試験を頑張り、有数の進学校に入学できました。家庭教師を付けてくれた親に感謝しています。

 

定時制・通信制高校

定時制か通信制高校という選択肢もあります。

 

どちらも、全日制と全く同じ高校卒業という学歴を得ることが出来ます。

 

全日制の高校に入学したが、再度、不登校となってしまう場合、選択肢としては有効といえます。

 

特に近年は、通信制高校に不登校経験者が多くなっており、安心できるという考え方もあります。

 

不登校で通信制高校に進学・入学した生徒のコメント
  • 私もは信制で4年間、学びました。卒業時には、不登校時の自分とはかなり違った自分に成長できました。
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  • 普通の高校に通う自信がなく、通信制の高校を選択。通信教育には自信が無かったので、通学コースを選択。勉強とメンタルの両方をサポートしてもらえた。
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  • 高校でもいじめを受けたので、通信制に転校しました。今は、生き生きとして勉強しています。
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  • 人見知りをする自分は、せっかく入った高校でもイジメを受けました。通信制の高校に編入して、事なきを得ました。今は夢に向かって頑張っています。
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  • 毎日通うことが辛くなってしまい、全日制の高校から通信制の高校へと転入しました。通信制の高校に入って同時にサポート校に入るという方法もお勧めです。

 

高校進学の際の共通事項

高校進学について

高校進学について

公立・私立、その他の高校の受験に関し、不登校であったからといってマイナス評価にはなりません。

 

同じ受験生として平等に扱われます。

 

但し、2次試験で面接などがある場合、不登校の原因を聞かれることは避けられません。

 

2次試験の面接の際は、不登校となった背景、精神的に立ち直っていること、不登校から学んだこと、学業の大切なことを理解したこと、そして是非とも入学し高校で学業を収めたいという意思を正直にアピールしましょう。

 

また受験前に不登校となった理由、自分の決意、意気込み、目標などを作文で提出させ、配慮をしてくれる学校もありますので、担任の先生に相談しましょう。

 

中学校卒業程度認定試験

中学校卒業程度認定試験とは、中学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するために日本の文部科学省が行う試験です。

 

内申書を重視する高校を目指す場合、不登校による内申書での低評価を避けるために、敢えて中学を卒業するという道を選ばず、この中学校卒業程度認定試験を受けて高校入学試験を受ける権利を取り、高校入試に挑むというものです。

 

ただ本制度は、試験に合格しないというリスクもあります。

 

ご参考として、2008年度では、受験者数75人、合格者数62人となっています。

 

また利用する人は非常に少なく、一般的な認知度も低いので、どうしても内申書での評価を受けたくないとお考えの場合、やはり担任の教師に相談されることをお勧めします。

 

不登校児と中学の学習内容

不登校児のよる学業の遅れは、最も大きな心配事です。学校に通わなくても、自宅での学習だけで中学で勉強べき学習内容は習得出来るのかどうか…親御さんの心配事でしょう。

 

しかし、中学での学習内容は、学校の教師無しで独学でも充分に学べる内容です。何も学校に無理をして通う必要はありません、学校が全てではありません。

 

不登校は、まず学校の先生とよく相談してみる事、そして我子を信じる事が一番大切な事です。

 

中学での学習内容について

中学での学習内容

中学での学習内容

私は現在中学で数学を教えてえいます。

 

「数学」と聞くと、大人の方でも、「数字に弱いから・・・」などと言われる方がみえますが、数学は楽しいパズルで、基本を学べばとても面白い学科です。

 

中学で生徒が習う教科、学習の内容は小学校の次に習うべき内容ですが、とても基本的な事柄となっています。

 

我々中学の教師は、その基本を生徒に教えていますが、これは学校の教師無しで独学でも充分に学べる内容です。

 

意志が強く応用の効く子なら、一人で教科書さえあれば、学ぶことが出来ます。

 

意志が弱い、応用が効かない子でも、親、学習塾の個人指導、家庭教師で充分に学習が出来ます。

 

現役の教師のコメントとしては不適切かも知れませんが、中学程度の学習内容であれば、何も学校に無理をして通う必要はありません。

 

学校が全てではない、これを覚えておいて下さい。

 

まとめ・注意点

不登校となった子どもについては、まず学校の先生とよく相談してみて下さい。

 

また各市町村自治体の教育委員会にある教育相談窓口に相談を持ちかけてみて下さい。これだけでも改善する場合はあります。

 

子どもに対して親がなすべきこと、それには終わりはないものかも知れません。しかし、愛する子どもを救えるのは、あなただけです。

 

焦らず、感情的にならず、子ども自身が自分の中に立ち直り、不登校を克服し、元気を取り戻すのを温かい愛情をもって見つめてあげて下さい。

 

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