不登校が社会人として適応できる指導を通信制高校と家庭教師で
通信制高校というのは、学校に毎日通わなくていい分、ラクなのではないかと思われている人もいるでしょう。
しかし、自分でスケジュールを決め、自分で学習するというのは相当な決心がなければ続けることができません。
自立心を持つこともできる

自立心が育つ
通信制高校
そのため、通信制高校に通い続けることは、自立心を養うこともできるのです。
通信制高校には、何らかの理由により学校に行けなくなってしまった人がいます。
それでも、将来は、社会へ出て行くことになるのですから、そのために自立心というものが必要になるのです。
自立心というのは、自分で物事をやろうとする心構えのことです。
今は学校に行けず、家という受け皿の中に留まっていたとしても、いつか出て行く社会で目的を持ち、それを成し遂げようとする自立心を養うことは、未来へ繋がる道となるのです。
不登校児が自分自身で成し遂げることの大切さ
全日制の学校の場合、決められた時間の中で、誰もが同じ内容の授業を受け、同じルールの中で生活をしています。
それは、守られた環境といえるかもしれませんが、裏を返せば学校という決められたレールの上をみんなが一緒に走っているに過ぎません。
また、自ら考え、スケジュールを立てて行動するという時間は本当に限られてしまうのではないでしょうか。
しかし、通信制高校というのは、自分でルールを決め、そのルールに従って勉強を進め、レポートを作成し、単位を取得していかなくてはいけません。
そのためには、誰かに頼ることはできず自分で成し遂げるしかないのです。
その頑張る過程は、自立心を養うことに繋がりますし、結果は自信へと繋がっていくのです。
通信制高校は、ただ単位をとって高校卒業資格を取得するだけのものではなく、未来へ歩めるたくましい心と力をつけることも考えられているのです。
通信制高校と社会適応の向上 生活指導で不登校児が社会に出る準備
通信制高校に通っている人の中には、すでに働いている人もおり、社会に十分適応できている人も多いのです。
しかし、不登校や何らかの原因により学校に行けなくなってしまった人が通っていることも少なくありません。
そういった人には、将来社会へ出たときにきちんと対応していけるようにサポートしてあげることも必要です。
通信制高校では、社会に適応できる力を育てるスクーリングが設けられています。
スクーリングでは授業を受けるだけでなく、生徒に合った生活指導が行なわれ、不登校児が将来就職したときに、社会人として適応できるように指導されます。
スクーリングで生活指導を

スクーリングで
生活指導
通信制高校では、社会に適応できる力を育てるためにスクーリングという時間も設けられているのです。
スクーリングでは、授業を受けるだけでなく、生徒それぞれに合った生活指導が行なわれます。
全日制の高校であれば、学校という社会の中で社会性を身につけることができます。
しかし、自宅学習を行う通信制では、ほとんど社会に接する機会がありません。
それを体育祭やクラブ活動、体験活動いう時間を設けることで、集団という社会の中で社会性を学ぶ場を多くしている学校もたくさんあります。
不登校児が社会人として適応できる指導を
通信制高校は、3年間で74単位以上を修得して卒業ということになるのですが、そのためには必ずスクーリングに参加しなくてはいけなかったり、特別活動に参加しなければいけないということが決められています。
最近は、通信制高校を選択する子どもが増えているのですが、これは、学校に行きたくないというだけではなく、時間を有効に使って自分の夢を実現させようという目的を持っている人も多くなっているのです。
そういった生徒が、勉強だけではなく、専門的な知識と同時に就職したときに社会人として適応できるように指導されます。
通信制高校を卒業した者は、社会適応力が欠如しているのではないかという偏見が今でもあるようです。
しかし、社会適応力の向上を目指し、どの学校も様々な活動を行なっているので、親としても安心して通わせられるのではないでしょうか。
家庭教師のサポートで万全を図る
毎日通学する必要のない通信制高校は、不登校の人にお勧めであり、精神面で辛い思い、イヤな思いにならなくてすむことは間違いがありません。
- 苦痛から開放をされて勉強に励むことが出来るタイプ
- 精神面でラクになり学習に関しても自由になるタイプ
そのどちらのタイプでも家庭教師のサポートは有益です。
勉強に励もうと頑張るタイプには更に向学心が持てるような指導を、学習方法が分からなくなってしまったタイプには勉強のイロハからの学習指導を、そしてで最終的には自分自身で成し遂げるための適切な学習指導をしてくれます。
通信制高校の単位取得など不登校に家庭教師の支援を
通信制高校というのは、自宅学習で勉強を行うということは分かっていますが、どういった流れで卒業するのかを知らないという人が多いのではないでしょうか。
学力や意欲を判断する入学テストとレポート

入学テストとレポート
まず入学です。入学するには、全日制の高校と同じく願書を提出する必要があります。
その後、入学テストを受けるのですが多くの学校が面接テストになります。
また、入学テストがあったとしても、その結果から合否を決めるのではなく、どの程度の学力や意欲があるのかを判断する材料として行なわれることがほとんどです。
入学後はレポートの提出がメインになります。
レポートというのは、学校から出された課題を行い、郵送などで提出し、添削されるというものです。
多くの学校では、1年間に60本近くのレポート提出が課せられています。
年間60本ということは、1ヶ月平均5本は提出しなければいけないことになります。
スクーリング・単位取得・卒業
また、スクーリングといって学校に通う日が設けられています。
1年間に25日ほど通うというのが一般的な日数ですが、それよりももっと多く登校するコースや合宿というコースもあるのです。
スクーリングでは、学習面や精神面、交友関係など、生徒自身について把握することが目的とされています。
その後、テストで学力が身についているかの確認が行なわれ、合格であれば単位が取得でき卒業へと一歩一歩近づくことができるのです。
こうして、74単位以上を修得できれば、晴れて卒業ということになるのです。
通信制高校は、3年以上在籍する必要があるので、3年間かけて74単位修得すればいいのです。
また、自分のペースで単位修得することができるので、5年以上かけて卒業を目指す人もいるのです。
これで高校卒業の資格を取得したことになり、その後の進路の幅が広がることになりますよ。
全日制で通た日数も含めて3年以上在籍・学校としての行事にも参加
通信制高校を卒業するためには、3つの条件を満たす必要があります。
卒業要件は、全日制で通っていた日数も含めて3年以上の在籍、合計74単位以上の修得とスクーリング登校での必要出席日数、学校行事の特別活動の30時間以上の参加となっています。
条件1:3年以上の在籍

3年以上の在籍
1つ目は、3年以上在籍することです。これは全日制と同じで3年以上の在籍期間が必要です。
もしも、全日制の学校を辞め、通信制高校に入学した場合には編入や転入扱いとなるため、全日制で通っていた日数も含めて3年以上在籍しなければいけないということになります。
条件2:74単位以上の修得
2つ目は、必須科目を含めた合計74単位以上の修得とが必要です。
単位を修得するには、自宅学習として学校から課せられたレポートを提出し添削を受けます。
そして、スクーリングといって、登校日のようなものがあり、これにも登校しなければいけません。
これは、自由参加などではなく、必要出席日数いうものがあり、それを満たさなくてはいけないのです。
学校によっても登校方法は様々で、頻繁に登校するところもあれば、合宿などで集中して登校日数を満たすということもあります。
そして単位認定試験を受けて合格する。これの繰り返しで単位を修得していくのです。
必要な単位というのは、各科目ごとによって異なりますので、得意な科目ばかりを受けるというわけにはいかないのです。
苦手な科目も、単位認定試験に合格しなければ単位を修得することができないのですよ。
条件3:特別活動への参加
3つ目は、特別活動への参加です。入学式や卒業式といった儀式的行事に加えて、ホームルームやクラブ活動、体験学習や文化祭など学校としての行事にも参加しなくてはいけません。
これも、気まぐれの参加というのではなく、30時間以上の参加が必要になるのです。
通信制高校はラクなものだと思っている人も多いようですが、これだけの条件が揃わなければ卒業することができないので、想像よりも努力がいるのです。
家庭教師の支援でスムーズな卒業を
不登校となった原因で、学校の授業に付いていけなくなった、勉強が分からなくなった、成績が落ちて劣等感に耐えられなくなったという、学習面での問題があります。
率直に言いまして通信制高校の単位取得は、単位を取らせためのレポート提出ですので、テストで不合格となり単位が取れないという事はありません。卒業をさせるための単位取得です。
しかし、既に勉強嫌いとなってしまっている不登校の子どもの中には、学習をする事が出来ない、また非常に過度は拒否を示す児童もいます。
自分の将来のために進んで勉強に再挑戦するという気概を持った不登校の子どもであれば問題はありませんが、大多数の不登校児は向学心を失くしているのが現実です。
通信制高校も高校生活を送ることに間違いはありませんので、家庭教師の支援でスムーズに進学が出来るようにしてあげるのがお勧めとなります。
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