最良の相性:褒めて伸ばす家庭教師+真面目で学力が低い子ども
学力は低いが真面目な子どもと家庭教師との組み合わせ相性についてご説明します。
褒めて伸ばす家庭教師/相性=非常に良い/プラス評価で成功体験を
褒めて伸ばす家庭教師と、真面目で学力が低い子どもの相性、組み合わせは非常に有効でお勧めです。成功体験をさせ、それにプラスの評価を行う事が重要です。真面目で点数が低い子どもは、良い評価をされる経験が圧倒的に少ないのが特徴です。
非常に有効

プラス評価で成功体験を
褒めて伸ばす家庭教師+真面目で学力が低い子どもの組み合わせの相性は非常に有効です。
◎ですね。
というのも、真面目でありながら学力が低い子どもというのは、「自分はきちんとやっているのに、どうして成績が伸びないのだろう」「やっていても伸びないのは、自分が悪いからだ」と思いつめているケースが多いのです。
成功体験をさせる
この時必要なのは、「出来ている」という成功体験をさせ、それに対してちゃんとプラスの評価を行う、という事です。
これは私も家庭教師で学習指導する時に使っていた方法です。
たとえそれが周囲と比べて著しく低い状態であったとしても、その子どもの理解レベルにあわせ、「その子どもにとって」「出来なかった事が」出来るようになった、というのであれば、きちんとそれを評価しましょう。
誰だって、叱られるより褒められた方が嬉しいものです。
特に真面目でありながら点数が低い子どもの場合、この良い評価をされる体験が他の事例に比べて圧倒的に少ない、という状況にある事を、保護者も家庭教師も決して忘れてはいけません。
友達タイプの家庭教師/相性=良い/教師に質問出来る生徒なら有効
友達タイプの家庭教師と、真面目で学力が低い子どもの相性は、悪くはないが良くもないという感じです。この組み合わせでは、子どもの方が急激に距離を縮められているように感じてしまう事があります。すんなり質問できる子どもなら有効です。
友達タイプの家庭教師、というのは、日常会話を多めに取り入れたり、「近所のお兄さん」のような感じで接していくタイプの事を指します。
気軽に色々な事を聞く事が出来るし、疑問点の質問という意味では非常に有用なタイプです。
悪くはないが

教師に質問出来る
子どもならば有効
友達タイプの家庭教師+真面目で学力が低い子どもの組み合わせの相性は悪くはないが良くもないという感じです。
まあまあ、という意味で○でしょうか。
友達タイプの家庭教師の場合、その子どもの「真面目さ」に上手く合致できればいいのですが、そうでない場合、子どもの方が急激に距離を縮められているかのように感じてしまう事もあります。
すんなり質問できる子どもなら
すんなり家庭教師に質問できる子ども、あるいは塾などでは真面目さ故に自分の学力レベルの低さに気後れしてしまって先生に質問できない、という子どもの場合は、この組み合わせはかなり有効です。
友達タイプの先生の多くは「話しやすい雰囲気」を持っており、子どもの声によく耳を傾ける傾向にあります。
友達タイプの家庭教師なら、お茶の時間(小休憩)をもってもいいですね。
ずっと勉強の事だけを考えて取り組んでいると煮詰まりますし、他のタイプに比べて会話も弾みやすいです。
家庭教師が、「失敗体験」「昔落ちこぼれだった」という体験をしているのなら、尚いいでしょう。
知性派で合理的な家庭教師/相性=悪くない/劣等感を与えない教師を
知性派で合理的な家庭教師と、真面目で学力が低い子どもの相性は悪くはない、といった所でしょう。ビジネスライクな教師に子ども側も気を使う必要がないという面はありますが、バカにされていると感じて思考がストップする可能性があります。
無駄な事は一切しゃべらずに、淡々と授業を進め、点数を上げる事を至上命題とするタイプの家庭教師と、真面目で学力が低い子どもの相性はどうなのでしょうか?
このタイプの教師は学校生活でも時々いると思うのですが、学校教育と家庭教師の違いというのが最も明確化される所でもあると思います。
「ビジネスライク」の意味

劣等感を与えない教師を
知性派で合理的な家庭教師+真面目で学力が低い子どもの組み合わせの相性は悪くはないといった所でしょう。
決して悪くはありませんが、その先生が子どもを「どう見ているのか」、あるいはその子どもが「どう見られているのかと感じるか」によって大きく違います。
理知的で合理的な家庭教師の場合、相手の学力が低かろうが高かろうが、ある程度ビジネスライクに接してくれます。
これを「冷たい」と思う人もいるのですが、逆に考えれば子ども側も家庭教師に対して気を使う必要がない、という事です。
「バカにされている」と思わなければ
ただ注意してほしいのが、真面目で学力の低い子どもの場合、「先生からバカにされている」と感じてしまうと、そこで思考がストップしてしまう可能性がままある、という事です。
特に禁句は、「なぜわからないの」です。
この言葉には、「どこで詰まっているの?」という意味合いが含まれていると思うのですが、言われた方は、「どうしてこんな簡単な問題もわからないのか」と責められているように感じてしまう事があります。
特に家庭教師がクールな印象ならば尚更です。
熱心で熱血な家庭教師/相性=悪い/情けない気持ちにする教師は失格
熱心で熱血な家庭教師と、真面目で学力が低い子どもの組み合わせの相性は、良いとは言えません。今までの経験で、子どもに情けないという気持ちを抱かせてしまうような接し方をする家庭教師は、失格であると私は信じています。
家庭教師で熱血、と言っても、昔の受験戦争の時代のように、時には手をあげたり怒鳴ったりする先生というのは、もういません。
というか、もしそんな事をすれば大問題になってしまいます。
しかしながら、それに近しい「気質」と言いましょうか、私達がイメージする「熱血タイプ」「体育会系タイプ」の教師は存在します。
あまり向かない

情けない気持ちに
させる教師は失格
熱心で熱血な家庭教師+真面目で学力が低い子どもの組み合わせの相性はあまり良いとは言えないです。
もちろん個人差も大きいのですが、個人的には×だと思います。
実際に、私も学習塾などでもこのような組み合わせは見てきましたが、上手く作用する事はあまりなかったです。
学校などの、長期に渡る「教育機関」の場合は上手く行く事もありますが、家庭教師はそういう性格のものではありません。
「情けない」という気持ちを抱かせるのは家庭教師として失格
昔塾に通っていた頃投げかけられた「もっと頑張ればきっと出来るようになるよ!」という言葉ですが、これ、私は大嫌いな言葉です。
1日10時間個人で勉強してどうにもならないのに、どうやって勉強しろと?
そのやり方が分からないから、独学ではなくて学習塾や家庭教師を頼んでいるんだよね? と心で反発を感じます。
子どもに「情けない」という気持ちを抱かせてしまうような接し方は、家庭教師として失格であると私は信じています。
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